日 旧暦 6月25日 赤口 乙巳 四緑木星 Klara V32 231574日目
福島で故郷を追われた人々の暮らしを元に戻すことはもうできないのかもしれない。だが、それならそれで、福島第一発電所の周囲を特別科学振興地区と指定して、未来都市の科学技術の拠点として、国がリードして、ポジティブに活用することはできないだろうか。本当に強い放射線の場所はかなり限られるのではないかという気がする。例えば2足歩行ロボットの路上歩行応用実験であるとか、無人タクシーのシステム開発であるとか、普通の一般道路では規制されて実験できないようなこともこの地区内でなら自由にやれるようにしてしまう。ロボットばかりではない、あらゆる機械、医療、バイオなどの一大研究村を構築し、例えばアメリカのシリコンバレーのように、フクシマといえば世界の未来技術の開発拠点をさすような態勢にもっていくのである。放射性廃棄物の処理技術も大いにここで進展させて、日本はあの事故を契機に世界でその道のパイオニアとなれるようにするのである。禍を転じて福となすことができれば日本の未来は明るい。
