傷を負った飛行機は

金 旧暦 5月3日 先勝 甲寅 九紫火星 Paulina Paula Midsommarafton V25 23145日目

数日前、成田空港で、台風の影響によるものか、強風にあおられたせいで、旅客機が着陸時に大きくバウンドし、そのはずみで機体に亀裂が生じるという事件が起きた。数か月前にもどこかの空港で機体が滑走路をかすめたことがあったように記憶している。それらの傷ついた機体はどこまでの損傷であれば修理して使うし、どれ位以上の損傷であれば廃棄すると、誰がどういう風に判断するのだろうか。もしも自分が経営者の立場にあって、そういう判断に対して責任を持たねばならない状況にあったとしたらあなたはどうしますか、という設問を世の色々な人たち百人くらいに聞いてみたい気がする。今の時代、情報公開の大切さは誰もが口にするが、あなたのこれから乗ろうとする飛行機は、航空会社が何年何月に新機もしくは中古機として購入したもので、これまでの飛行時間は何時間、過去に修理の例あり、などという情報は出てこない。そういう情報を出せば、おかしな具合に心配過剰になる乗客も出てくるかもわからないし、営業面で問題が起きるであろうことは容易に予想がつく。また、運行直前に他の機種に変えられることもあるから、そういう情報は前もっては把握しにくいであろうとも思う。けれども、平均的なところで、○○航空の○○路線一日6便の機体平均老朽度はこれくらいです、というような情報はどこかにあっても良さそうな気がする。それくらいの透明性を示すことによって航空会社は安全への努力を利用者にアピールできるのではないかと思う。また、今回のように、機体にかなり大きな亀裂を生じさせた場合には、その後それをどのように処置したかをウエブなどで明らかにしてほしいとも思う。