クリスマス

日 旧暦12月1日 赤口 甲寅 一白水星 新月 Juldagen V51 22965日目

ずっとブログをお休みしてしまったのは、あまりにも忙しい毎日であったからである。ただ忙しいだけではなくて、気持ちがそこへ向かわなかったからである。仕事に追い込まれて、お客さんからも信頼を失って、それなのに平気でブログをつけるのも暢気ではないかというような思いがあって、謹慎すべきような心持になったからである。ブログをつけるという行為は別にうわついたことをしているわけではないと思うが、心に余裕をなくした日にはブログを書けるものではない。だが一方で、ブログの空白はその日を感動することなく過ごした証拠ではないかとみなす見方もある。一日一日を生きていく、そこに感じた小さな思いを日々のブログに書くことはそんなに悪いこととも思われない。今なお、多忙の真っただ中にあり、これは当分続くのだが、そんなにいつまでも謹慎するわけにもいかぬ。このままいけば、いつの間にか惰性のうちにブログも書かないだけの日々に落ちるおそれもある。今日のクリスマスの日曜日には部屋で静かに過ごすことが出来たので、ブログを書いてみた。本当はクリスマス前にスウェーデンに帰る予定であったのだが、状況の改善のために年末まで日本の仕事先での滞在を伸ばすことになった。自分の方針の何かが悪かったからこうなるのである。今はただ、毎日規則正しく決められたことを静かに繰り返すだけの暮らしがしてみたい。高校時代にお世話になった先生の「アイアム・ウレギスのつぶやき2011」という小冊子を見せていただいたが、その中に、寄宿舎の生徒の日課が The Sixty Sentences にまとめられていることが紹介されていて(出典は「アンのゆりかご 村岡花子の生涯」(村岡恵理著、マガジンハウス))、1. The rising bell rings at six o'clock. で始まり、60.We all sleep quietly until the rising bell rings again. で終わる。毎日同じことの繰り返し、それでいて決して退屈ではない様子が伺える。そこを読んで、いいな、こんな暮らし、と思った。