自転車登録証

土 旧暦10月24日 先負 戊寅 一白水星 下弦 Elisabet Lisbet V46 22928日目

先日、東京駅の南側、鍛冶橋寄りのガードの下を通った時、新しい駐輪設備が出来ているのが目についた。自転車を止める時にはお金を入れないで良いが、取り出す時に、止めていた時間に応じて硬貨を入れるようになっていた。最初の短い時間は課金されない。東京の中心部にしてはえらく安い駐輪料金であったように覚えている。東京駅まで自転車で来ることのできる人の数は限られているからかもしれない。ちょうどその設備が稼働を始める日くらいにそこを通過した。今日は福井市郊外の小さな駅の周辺で自転車置場を見た。電車を待つ間、眺めるともなく見ていると、止めてあるどの自転車にも登録証がついている。高校生の自転車には、通っている高校名入りの自転車通学許可証までついていた。それを見て、遥かなる高校時代を思い出したりもしたが、このように自転車まで登録の対象にすることが如何にも日本的な気がした。スウェーデンでも自転車が盗まれることはよくあるが、登録制度はない。泥除けの部分に住所や名前を書き込んだ自転車を日本ではよく見かけるが、スウェーデンでは見たことが無い。いや、正確に言うと1台だけそういう自転車を見かけたことがある。実は我が家の自転車である。それを見て、良い考えだなと思って同調し、真似をしたスウェーデン人はひとりもいない。自転車にまで細かくああいう登録制度を設けることを考えつくのはやはり日本人だけかもしれない。