TPP

木 旧暦10月15日 赤口 己巳 一白水星 Martin Martina V45 22919日目

この頃のニュースには毎日のように TPPという言葉が出てくる。環太平洋パートナーシップ協定に参加するかどうかという議論がテレビでなされている。どちらにも言い分があるようであるが、こういう問題はいくら考えても同じことである。一日たくさん考えればそれだけ良い結論が出せるというものでもあるまいと思う。僕が気になるのは、国益という言葉が時々聞かれることである。国益などという言葉は、どうかするとよその国を刺激する言葉でもあり、あまり軽々しく使ってほしくない。僕たちは好むと好まざるとにかかわらず、自分たちだけで閉じこもることができない。世界の中で生きていかなければならない。そうであるから、まわりから信頼してもらえる隣人になることが大事と思う。日本の農業をどう守るかはむろん大事な課題ではあるが、それは儲かるとか儲からないとかいう観点から議論されるべきものでもあるまい。我が国のTPPへの参加は歴史の必然のように僕には思われる。