一陽展

木 旧暦9月10日 赤口 甲午 九紫火星 Jenny Jennifer V40 22884日目

昨日は終日雨が降って外出も大変であったが、今日は朝からからりと晴れた。秋分を過ぎたけれども日は高い天にあって、夏の名残の木漏れ日がテーブルの上に明るい模様を落としている。午前中にちょっと間があったので、六本木の国立新美術館に来てみた。その庭のテラスでコーヒーを飲むと静かに時が流れて、なんだか久しぶりの贅沢を味わった気がした。美術館では一陽展が開かれていて、昔の友達の入選作品が出品されている。ちょうど東京に滞在しているのでそれを見せてもらいに来たのである。展示室に入ると、広い空間を仕切る壁に多くの絵が並んでいる。1枚1枚の絵の鑑賞もさることながら、それらが隣接しあうことから来る全体的な調和が、豪華で心地よい雰囲気をかもしている。部屋に入った瞬間にたくさんの絵が一度に目に飛び込んでくるので、それをいったん受け止めて落ち着くのにちょっと間がある。それから1枚ずつを見て歩いた。たくさんの人たちの力作を並べてみせる組織の企画力も大変なものだと思う。友達の絵の前に来ると、しばらく留まって挨拶をする。そうしてそれから美術館を後にした。