○○会社さん

金 旧暦9月4日 赤口 戊子 六白金星 Helge V39 22878日目

「○○会社さん」という風に、会社をさん付けで呼ぶ人があるが、僕にはあれがいまだもって抵抗がある。何だか変にへつらっている感じがする。会社は組織であって人格ではない。それにさん付けをするのはおかしい気がする。「社長さん」も同じだ。「社長」という呼称の中に既にして敬意が込められているので、それをさらにさん付けで呼ぶと、どこか緊張を欠いたへつらいのようなものを感じる。現代の敬語はなんだか変にばか丁寧なものが多くて、簡潔明瞭を欠いている。聞いて耳に響きのよい表現でないなら、それは敬語とは反対の性質のものではないかと思う。病院へ行くと何故「患者様」なんだろう。何年かすると「患者様様」になるのだろうか。