のろし

土 旧暦7月21日 先負 丁未 二黒土星 Bernhard Bernt V33 22837日目

朝7時に空でドンと音がした。お天気の具合がはっきりしないが今日は何かの行事を決行します、という合図であろうなと思った。小さい頃、遠足や運動会の朝にはこういう合図をよく聞いた。音が鳴ったら喜び勇んでその日の準備をしたものである。携帯電話や電子メールの発達した現代でも同じ手法が用いられているのだなと、ちょっと微笑ましい気がした。この手法を災害時にも応用できないだろうか。空で音を鳴らすのではなく、のろしを上げるのである。各地方自治体の災害対策本部は、ここに人が避難して集まっています、ということを知らせるために空に向かってのろしを上げる。空からはピンポイントで救助を求める場所が分かる、というわけである。のろしは1時間に1本しか上げてはいけないと決めておく。そうして、自治体ごとに、毎時0分に上げるグループ、毎時10分に上げるグループ、、、という風に6つのグループに分けておいて、あまりに広範囲のあちこちから同時にのろしが上がらないように決めておく。そして救助のヘリコプターは時刻に合わせてパトロール場所を移動するのである。地方自治体は普段からのろしを100本ほど備えておく。良い考えであると思うのだが。