病院の予算削減

木 旧暦7月5日 大安 辛卯 九紫火星 Arne, Arnold V31 22821日目

毎日、新聞に目を通すこともないが、今日は地方紙にうつむいた知人の写真が出ていたので、どうしたかなと思って、その記事だけ読んだ。その人はつい1年ほど前まで同じアパートに住んでいて、日本風に言えば、町内会のお世話を良くしてくれていた人であるが、引っ越した後、足腰の具合が悪くなり、痛みがあって、寝る時も座った姿勢でないと眠れないほどであるという。無論病院へ行って、秋には手術を受ける予定であったのだが、病院の予算削減方針で、手術の時期がもっと後へ伸びそうになるという記事であった。こんなことで良いのだろうかという論調である。この国には私立総合病院が無いので、他へ行くといっても、他の州の同じような病院へ行くしかないことになる。手術の必要であることが医師によって認められると90日以内に手術を受ける権利が一応は決められているのだが、きちんとは守られない場合があるようである。待たされる間に患部が悪化することだってあるだろうと思うが、酌量は無い。待合室で待っていさえすれば患者様と呼ばれる日本とは随分様子が違うことである。