「おひさま」

月 旧暦5月12日 仏滅 己亥 三碧木星 Aina, Aino Annandag pingst V24 22769日目

時計代わりに朝のドラマを見ては、出演している人に対しても脚本家に対しても失礼であろうと思いながら、この頃は仕事に出る直前に持ち物のファイナルチェックリストを点検しながらテレビ小説「おひさま」を見ている。職住接近しているので、朝はそれくらいゆっくりできるのをありがたいことと思っている。戦争の時代の青春の物語のようであるが、戦場にあって明日の命の分からぬままに遠く離れた人を思う気持ちの切実さが感じられて、戦争は嫌だけど、あの時代の人間関係は暖かくて良かったと思う。僕の父も戦争に行った。そうして生還してくれたことで、今の僕がある。人の心のありようなど、本当は時代とは関係のないことである。それは万葉の時代から本質的には変わらないものである。単に昔は良かったとか、昔の人は偉かったとかいう前に、今、僕たちに余っているものは何で、足りないものは何であるのかを考えたいと思う。