今日は何日?

金 旧暦5月9日 先勝 丙申 九紫火星 Svante, Boris V23 22766日目

「今日は何日だっけ」と日本語でいえば、答えは「6月10日だよ」という具合になる。ところが、「今日は何日だっけ」をスウェーデン語で聞けば、答えは「金曜日です」となる。つまり、その質問は「今日は何曜日だっけ」という聞き方に相当してしまうのである。金曜日であることを忘れる人は少ないかもしれないが、それくらい、週単位で暦を見ることが日常生活の習慣になっている。スウェーデンに移って間もないころ、駐車場の標識に、"Alla dagar" と書かれていることがあって、これが良く分からなかった。"All days" と訳されるから、なんとなく "All day long" くらいの意味かと思ったりもしたが、とんでもない間違いであった。alla dagar とは月曜日から日曜日まで、どの日もみんな、という意味である。月曜日から金曜日まで、という条件のところがあったり、週末だけ、という条件のところがあったりするけれども、それに対してここは、「週のどの日であってもこうですよ」という意味がこめられている。そんな簡単なことでも、暮らしの習慣の中に暦を曜日で数える意識が薄いと理解するのに時間がかかるものである。