風評被害も75日

水 旧暦3月18日 友引 乙巳 三碧木星 穀雨 Amalia, Amelie V16 22716日目

人のうわさも75日と昔は言ったものであるが、それは世の中が静かであった時代の話である。毎日のようにビッグニュースが新聞をにぎわせる現代にあっては、話題が多すぎて、ひとつのうわさが75日間も続くことはとても起こるまい。そう思っていた。ところが、今回の東日本大震災のような大規模の事件が起こると、これはもう、うわさというかそのことの話題が長く人々に語り継がれるであろうことは容易に想像できる。あの事件の2次的な出来事として風評被害がある。風評とはすなわちうわさのことであるから、その被害が続くのも長くて75日程度ではないかと僕は思う。そんなことよりも問題であるのは、日本における核燃料の処理のあり方について、今回のことばかりでなく、百年単位の長期的な計画が見直さなければならないであろうと思う。それには電力会社というよりも、国のリーダーシップが必要になるだろうと思う。金もうけのためにやるのではない、真の文明社会を築く事業として、電力の安定供給を考えてほしいと思う。