チリの鉱山落盤事故

金 旧暦 7月18日 赤口 己酉 九紫火星 Rolf, Raoul V34 22480日目

チリで鉱山の落盤事故が起きて、作業員33人がもう何日も700メートルの地下に閉じ込められている。東京の地下鉄でかなり深そうな駅を連想してみると、例えば半蔵門線永田町駅あたりでもせいぜい地下50メートルくらいのものではないだろうか。地下鉄大江戸線などはもっと深いかもしれない。そのような地下鉄の駅でさえエスカレータがなければ階段だけで地上に出るのは苦しいだろうと思う。それを思えば救出活動の大変さがおぼろげながら分かる。長距離トンネルを掘らなければならず、その掘削には4ヶ月がかかると見積もられている。人命救助がむろん第一であるけれども、一体どれだけの費用がかかって、鉱山会社はそれを支払うことが出来るのか気にかかる。そして、それよりも何よりももっと気にかかるのは、果たして4ヶ月もの間、33名が狭いところに閉じ込められて生き残れるだろうかという心配である。精神的におかしくなってしまうのではないだろうか。ニュースは常に一過性であり、多くの人々の記憶から容易に忘れられていくかもしれないが、閉じ込められた人には毎日が新たな苦しい戦いである。ゆっくり眠ることもできないであろう。なかんずく気の毒であるのはトイレである。狭いところで衛生状況も劣悪であろうと思う。地獄の試練である。何とか精神力で生きのびて欲しいと思う。