お葬式

金 旧暦 6月5日 仏滅 丁卯 六白金星 Reinhold Reine V28 22438日目

先日亡くなった同じ職場の人のお葬式があったので仕事を抜けて参列してきた。日本でも、お葬式があると、その人は自分とどれくらい近い関係にあったかをはかって、出たり出なかったりするものである。遺族の方と面識が薄かったり、他に知る人がなければ、行くべきかどうか迷ってしまう。その辺の事情はスウェーデンでも同じであると思う。日本の場合と違うのは、「香典はいくらがいいだろうか」と悩む必要がないことである。葬儀屋さんはこちらにもあるけれども、様子は随分違う。日本では儀式に途方も無いお金がかかるが、こちらではそんなに費用がかからないようである。僕は花屋さんで一輪の花を買って教会へ行き、棺にそれを捧げて、お別れを告げた。知らない人たちの集まりに顔を出すのは気がひけたが、ここであの人とのさよならの挨拶に行かなければ自分の心が落ち着かないような気がしたから行ったまでである。会社からは花束が出ていた。会社から参列したのは僕を含めて3人であった。定年退職してこれから自分の好きなことができるかという時に逝ってしまった。合掌。