元同僚の死

水 旧暦 5月19日 大安 辛亥 六白金星 Elof Leif V26 22422日目

つい1週間前に、今年はいちごが高いと書いたが、今日は急に町にたくさんのいちご売りが現れて、いちごの値段が例年並に戻った。それでその日に書いた「今年は冷夏かもしれない」という説は僕の早合点であると思う。訂正します。お昼休みの時間に急に大雨が降ったが、30分くらいでやんで、それからまたからりと晴れ上がった。雨が降ってくれると、花に水をやらなくてすむので助かると同居人は言う。

実は今日は悲しいメールを受けた。僕より少し年配の人で、会社を退職してから病気を患っていた人が亡くなったという話である。つい1年ほど前までは、退職した後も、忙しい会社の仕事を手伝うよと言って出て来てくれていたのであるが、いつからか体力が続かないと言って会社に顔を出さなくなった。心の優しい大男で、身長、体重ともモハメド・アリと同じほどあるという立派な体格の持ち主であったが、何ヶ月か前に会ったという人から見違えるほどやせていたという話を聞いた。若い時にロシアで数学を学んだ秀才で、仕事で何度も日本にも行っている。僕はスウェーデンに来た当初から随分お世話になった人であるので、こんな時はどんな風に哀悼の意を表わしたらよいだろうかと考えてしまう。何も出来ないので、ただ静かに合掌したいと思う。