Nilsのふるさと

火 旧暦 5月18日 仏滅 庚戌 五黄土星 Peter Petra V26 22421日目

スウェーデン国内をドライブする時は、大抵、何時までにどこへ行かなければならない、という条件で動くものだから、勢い、高速道路をよく走るようになる。高速道路は無料で、ランプにゲートも無い。人口の少ない国であるので、そのせいで高速道路が混むことも無い。高速道路料金は、人口密度や交通量や色々な産業同士のバランスが絡んでいるので、それぞれの国の事情に合わせて決められるべきものと思われる。それはともかくとして、休暇の今日は、特に急ぎの旅でも無いので、午前中は高速道路を使わなかった。Nils のふるさとを訪ねるような心もちで、スコーネの平野をのんびりとドライブしながら北上した。あのあたりは、風力発電が盛んである。そのうち、夕方までに家に帰ることができなくなって、途中でサッカーの日本対パラグアイ戦が夕方4時からであることを知らされて、結局 Norrköping まで来たところで時間になったので、先生宅におしかけてテレビを見せてもらうことになった。僕はそんなにサッカーファンというわけでもないが、今回日本はよく頑張っているので、応援しようと思ったのである。ソファにもたれてしどけない格好でテレビの前にいても応援したことにならないと思い、日本男児らしく床に正座して応援した。ところが、延長戦でも勝負が決まらないものだから、足がしびれて、ペナルティキックの時はとうとうソファに座ってしまった。日本が負けたのは、そのせいじゃないのかと、心のどこかで、すまないような気がした。その後で先生はせっかく来たんだからと言って夕食まで作ってくれた。