夏至

月 旧暦 5月10日 友引 壬寅 六白金星 夏至 Alf Alvar Sommarsolståndet Grönlands nationaldag V25 22413日目

夏至である。北半球では1年中で一番昼が長い日である。地球の自転軸が公転面に対して23.5度傾いているために四季がうまれる。ありがたいことだ。これなくしては日本に俳句という文芸は生まれなかった。北回帰線上では今日、太陽が頭のちょうどてっぺんから照り付ける。赤道上では太陽が頭のてっぺんよりも北側の空に寄って今日最北となる。スウェーデンのような高緯度地方では太陽が地平線を横にすべるように移動するので、日が一番高いところに達しても南の空の斜め上である。朝は東のうんと北よりに日が昇って、夜はまた西のうんと北よりに沈むので、夜中はお日様は北方地平線下の浅いところをかすめるだけでまた日が昇る。それで夜も薄明の空となる。さらに北へ行くと、太陽はますます地平線と平行になるような動き方をしてついには日が沈まない場所がある。北極圏がそうであり、そこでは本当の白夜が見られる。ちょうど10年前の夏に高校時代の友達二人が尋ねて来たので一緒にノルウェー北端の Nordkapp へ旅した。えらく寒かったが天候に恵まれて、幸運にも真夜中のお日様を仰ぐことが出来た。僕たちには思い出の旅である。