動物園

日 旧暦 4月17日 友引 庚辰 二黒土星 Vera Veronika Heliga trefaldighets dag Mors dag V21 22391日目

久しぶりに地方日本人会の行事に参加した。Kolmårdenの動物園にみんなで行った。弁当持参で現地集合。お天気に恵まれたのは幸いであった。半袖では寒いかと思うほど気温は低いが、帽子が欲しいような強い日差しである。夕方家に戻って一日を振り返りながら両の頬に手を当ててみるとほんのりと熱いほどであった。こんな日は動物たちもみんな外に出ている。動物園といっても動物が狭い檻の中に閉じ込められているのではなく、広い野原や岩山や池が柵に囲まれてあって、区域ごとにそれぞれの動物がその内側に生息しているのである。象さんは飼育のおじさんにシャワーをかけてもらって気持ちよさそうである。ホースの先から勢いよく吹き出てくる圧力の高い水を口をあけて直接飲んでいた。サファリパークも隣接していて、バスでその中をゆっくりと走ってもらった。人間たちの視線を自覚しながら、さも私には関係ないというような表情で居て、それなのにどこかポーズをとってじっとたたずむ動物もいた。イルカと人との競演もショーになっていて楽しかった。若いうちは人生はあくせく働くのが当たり前であると思ってここまで来たけれど、こうして動物たちの生きている姿を見ると、あまり悩まずにゆっくり生きるのが良いなとしみじみ思う。会場が広いので、日本人会の人たちは一箇所に集まるというでもなく、先になったり、後になったりして、時々また会いましたねと声をかけては、それぞれの家族たちのペースで動いている。久しぶりであったので、初めてお会いした人もあった。子供たちのはしゃぐ声がいつか自分に忘れていたものを思い出させてくれるような心持ちもした。