剣をとっては

金 旧暦 1月20日 友引 甲寅 六白金星 Tora Tove V9 22305日目

親戚の家に寄って夕食をいただいた。小学生の女の子がいる。聞くと剣道の道場に週2回通っているという。その話を色々と聞き進むうちに、剣道の基本を小学生の女の子とそのお母さんから教わることになった。素振りや、すり足の動かし方は剣道の基本である。残心といって、ひとつの決め手を決めた瞬間に、次の態勢への準備が完了していなければ決まったことにならない、という話などは興味深かった。日本の剣道や柔道や空手や合気道などは、色々と外国に紹介されているようであるが、それは単なる東洋の Marshall Arts の一形態として紹介される以上に、その精神性を強調して紹介されるはずであるが、必ずしも高い境地を極めたリーダーのみによって広められるわけではないために、由緒正しい伝達になっていない場合があるのではないかという気もした。例えば、準備の作法などにも、本当の道を究めたものには礼の基本が息づいているのであるが、それらが外国に伝わる時、表面的なものの伝達に終わりはしまいかと気になった。その点、今夜ためしにやってもらった胴衣の着用風景などは、小学生ながら堂に入るものがあって、頼もしい気がした。