久しぶりの音楽会

土 旧暦 12月23日 仏滅 丁亥 六白金星 Samernas nationaldag Dorotea Doris V5 22278日目

町の広場のすぐ脇に教会があって、その隣が図書館、その図書館の2階がコンサートホールになっている。僕の仕事場からは道路を1本隔てただけの、目と鼻の先の距離にありながら、なかなかこの会場に足を運ぶことが無かった。が、今日は久しぶりでここで開かれる音楽会へ同居人と一緒に行った。耳をすまして音楽を楽しむには音楽会へ出かけるに限る。道路には雪があって細くなって歩きにくいのであるが、小さな町にしてはたくさんの人が聞きに来ていた。しかし、皆お年寄りばかりで、アラカンの僕らでさえが若い部類に入ってしまいそうなほどの高齢化会場であった。音楽をダウンロードしていつもイヤホーンを持ち歩く若い人たちには、お金を出してまで音楽会場に来ることは無いのかもしれないが、そうなると地方の町の音楽文化というものはどうなるかなと心配になったりする。「今日は演奏会を聞きに行くんだ」というわくわくするような気持ちが無くなったらさみしいことである。オーケストラといえば、バイオリンがずらっと並ぶステージを連想するが、今日の演奏は小さなオーケストラで、バイオリンでも第1と第2を併せて8人くらいしかいない。でも、十分楽しんだ。ピアノは当初はご高齢の Hans Leygraf 氏が予定されていたが、健康上の理由ということであろうか、割と急に師弟の女流ピアニスト Katarina Ström-Harg が演じられることになったと聞いている。今日聞いた曲目をプログラムから以下に転記する。

  • W A Mozart (1756-1808) Cosi fan Tutte, uvertyr (K588)
  • W A Mozart (1756-1808) Pianokonsert nr 20, d-moll (KV466) (Allegro; Romance; Rondo: Allegro assai)
  • L V Beethoven (1770-1827) Symfoni nr 3, "Eroican" Ess-dur op 55 (Allegro con brio; Marcia Funebre, Adagio assai; Scherzo, Allegro vivace- Trio; Finale, Allegro molto - Poco Andante - Presto
    • Filharmoniska Sällskapets Symfoniorkester
    • Solist: Katarina Ström-Harg, piano
    • Dirigent: Per Andersberg