ヨメとシュウトの間

木 旧暦 12月7日 赤口 辛未 八白土星 Agnes Agneta V3 22262日目

ヨメとシュウトの関係がうまくいかない例は多いらしい。なぜだろうか。ひとつには機械文明の進歩がその関係を悪くする遠因にあるのではないかという気がする。特に家庭電化製品の普及が関係を悪くしているのではないかと思う。昔、家に洗濯機も無かった時代には、手で洗濯するのが当たり前であった。冷たい水で洗いものをするのはつらい仕事であったろうと思う。そういう体験を持つ人の息子が嫁をもらって電化製品が家に入って来ると、ヨメはらくちんの家事をやっておる。「私の過去のつらい仕事はなんだったんだろう」という思いがシュウトにあって、関係が悪くなるのである。 Unreasonable Resentment かもしれない。実はかく言う僕もだいぶ前、若い人と仕事をする時に、あまりにもすばしこく要領が良くて、ずるくて、何事も自分の思いのままにやる態度を見る時、似たような思いを持ったことがあった。しかし、いつも思い返した。新しいモノを取り入れようと思ったら、間違っているのは自分の方かもしれない、と疑ってみることが大事だ。今の技術はえてして若い人の方が老人より強い。であれば、若い人に聞くことを恥と思ってはいけない。昔は長幼の序などということを言ったが、今はもはやそういう時代ではない。技術革新の波は人間関係をも変えてしまうくらい速いのである。そうだろう。その通りだ。でも、そうは言っても、僕は心のそこで叫ぶ時もあった。「全国のおシュウトの皆さん、僕はあなたの気持ちが分かります」