寒い朝

水 旧暦 10月16日 先勝 辛巳 七赤金星 満月 Beata Beatrice V49 22212日目

寒い一日であった。氷点下5度。夜のうちからきれいに晴れ上がって、朝の満月が西北の空に残っている。「ただ有明の月ぞ残れる」といえば、少し欠け始めた夏の月が薄明の空に浮かぶ様子を連想するが、こちらでは満月も有明の月となる。気が冴えて冬の月は美しい。あたりは次第に明るくなって、あたり一面が霜に覆われた白い世界が浮かび上がる。自転車のサドルも白く凍っている。スウェーデンの冬はこれでなければならない。気温が低くても風が無いので引き締まるようで気持ち良い。風は無くとも、自転車に乗れば空気を切る。頬の左右に空気が流れて顔が冷たい。それもまた喜びである。