ルーン石碑

土 旧暦 7月24日 赤口 庚申 七赤金星 下弦 Åsa Åslög V37 22131日目

うねるように蛇行して、川が町を二分している。上流へ辿って北のはずれに行くと、人がやっと入ることの出来る小道がある。踏み分けて進むと、ちょっとひらけた場所に出る。散歩には良いところで、いつ行ってもめったに人に会うことが無い。水の中で魚が跳ねることもある。水の面を静かな波が進んでいるのを見た。微かな波であるが、アメンボにしては大きすぎる。良く見ると、長さ20センチほどの小蛇が頭だけ出して泳いでいるのである。蛇は岸辺に近いしがらみのところで一休みしたので、カメラを取り出そうとすると、するするとまた沖の方へ泳いで行ってしまった。こちらの蛇は、雨月物語にあるような、美女に化けて男を誘惑するような妖性を持ち合わせないから良い。岸辺にはルーン文字が刻まれた石碑がふたつ、ポツンと立っている。スウェーデンではこういう石碑をあちこちで見かける。