民主党の躍進

日 旧暦 7月11日 大安 丁未 二黒土星 Albert Albertina 12e. tref. V35 22118日目

衆議院選挙の日。日本では民主党が大きく票を伸ばして308議席を獲得したとのことである。選挙の前から結果を予想する技術が発達していて、概ね民主党が取るだろうという予測はあったものの、308議席とは予想を超えた躍進である。これは国民の総意であるから、それはそれで良いことであると思う。ただ、新しい政権が生まれたからといって、そんなに何でもこれまで抱えていた社会問題の難問がやすやすと解決できるというものでもあるまい。競争相手が転んでさえくれれば結果的に自分に票が集まる。それだけのことかも知れぬ。それにしても自民党の退廃の原因は何であろうか。ひとつの政権がある政策を実施したとしても、その効果が現れるには長い月日がかかるのが常である。任期が一年に満たなかった麻生政権は政治的能力が低かったかもしれないが、低かった分だけ罪と実害とは少ないのでなかろうか。むしろ、自民党の人気の退廃は小泉政権に端を発していて、今の時代になって、その路線の先にあるものが国民に見えてきてこのような結果になったのではないか、という風に僕には見えるのであるが。