マイケル・ジャクソンの死

金 旧暦 閏5月4日 友引 壬寅 六白金星 Rakel Lea V26 22053日目

マイケル・ジャクソンが死亡して、大きなニュースになった。僕などはニュースを見てはじめて、へえーマイケル・ジャクソンとはそんなにもスーパー・スターであったのかと知った。ファンから見れば叱られそうであるが、それが正直な感想である。彼の演出は歌の力というよりも、歌と体の激しい動きで何かを発散させているように感じられる。それが良い人にはそれで良いと思うし、異を唱えるつもりもないが、彼の音楽は僕にはそれほど訴えるものを持って迫ってこない。音楽とは如何に美しく静寂を破るかという一点にすべてがかかっていると思うので、そういう見方から見ると、現代ポップスの世界というのは、騒音のバックグラウンドの中で、如何に自分の音をむき出しに際立たせようとするかを競う技術だけのように思えて、つまらないのである。やっぱり老いたか、僕はここでも。