太宰ブーム

月 旧暦 5月30日 仏滅 戊戌 二黒土星 Paulina Paula V26 22048日目

数日前、太宰治の生誕100年ということもあるのか、太宰の人気がすごいらしい。が、必ずしも生誕100年であるからということより、もっと深いところで、特に若い人たちに共感されているように見受けられる。であれば、太宰人気はこれからも盛んになるかもしれない。そんなに若くない僕だって共感することがある。いや、共感というと僭越で、一方的に分かったつもりになっていることを共感と勘違いしているだけなのであるけれども。泉下の太宰はこのブームをどう思うだろう。悪い気はしないと思う。三島由紀夫などとは結構あわなかったらしいし、若い時芥川賞が欲しくてたまらなかったらしいが、芥川賞をもらってしまっていたら、その後に発表された小説も変わっていたかもしれない。僕に言わせれば、芥川賞直木賞もオリンピックのように4年に1度で良いのではないかと思うのである。