討ち入りの日

日 旧暦  11月 17日 先負 戊子 三碧木星 Sten Sixten 3 i advent V50 21859日目

12月14日というと、忠臣蔵の討ち入りの日で、お昼にテレビをつけるとそれに関連したドラマの予告編などをやっていた。本当は旧暦で数うべきなのかもしれないが、今日はそういう日になっている。忠臣蔵の義士たちへの同情は、日本人にとって、格別なものであると小さい頃から聞いて育った。興行でも人が入らなくなったら忠臣蔵さえやれば人が入るのであるとか聞いたことがある。が、そういう感情は今の若い世代でも共有されているのであろうか。僕たちの子供の頃は12月には良く雪が降った。討ち入りの翌朝は白い雪によってその達成の演出効果はいっそう大きかったのであるが、この頃は地球温暖化によるものか、そのような雪も降らない。雪が消えさったように、人の心からも染み入るような同情の心は薄らいで、ただ物語だけが伝説のように残るのであろうか。