朝の虹

火 旧暦9月30日 友引 辛丑 五黄土星 Simon Simone V44 21812日目 2.5℃

朝目が覚めるとしばらくして日が昇ってきた。どこか意気の消沈した胸に美しい光が射しこんで、ああ、僕の悩みとは関係なしにお日様は世を照らしてくれるかと思うと、元気が出た。そうして今日は晴れるかなと思ったのに、自転車で家を出る時にはもう小雨が降り出した。空は明るいのに雨が落ちてくる。西の空に虹がかかった。普通虹のふもとはどこにあるか分からないものであるが、今朝の虹は野の真ん中から太い柱のように立ち上がった。そこへ小さな白い鳥の群れがかかってえも言われぬ美しい一瞬があった。あそこをカメラに収められたら良いショットになると思ったが、出来なかった。鳥を撮るのは難しいものである。合羽をつけるまでも無いと思って自転車をこいだが、会社に着くまでずっと冷たい雨が身に注いで、かなり濡れた。それでも仕事を始めるとすぐに乾いた。そうして今日はくるくると天気が良く変わった。