自民党新総裁

月 旧暦8月23日 赤口 乙丑 五黄土星 下弦14:05JST Maurits Moritz Höstdagjämningen V39 21776日目

麻生太郎自民党新総裁に選ばれた。日本という国は、誰が総理大臣になったとしても、たとえ野党が政権をとったとしても、その行方が大きくは変わらないのではないかというような変な安定感がある。平和の証拠であって喜ばしい。僕にとっては、誰が総理大臣になってくれても良いのであるが、新総理は漫画が大好きで、若い人たちにも人気があるらしいから、その方面で期待したい。今の時代は派遣社員の時代というか、若い人たちが安定した職に就くことのできない時代である。これは日本の将来に暗い影を落とそうとしているのではないか。30年以上前にインド人と話をした時に聞いた話を思い出す。「日本にもインドにも失業者はいる。ただ、日本では働こうという意思さえあれば仕事があるが、インドでは真面目に働こうとしても仕事が無いんだ。」そのインドは今すごい勢いで伸びている。一方日本では正社員になりたくてもなれない若者が多い。多くの人が安定した職業につく事のできる社会でなければ健全な社会とは言えない。不満層が増えるばかりである。秋葉原通り魔事件もこのような満たされない世代が、自らを表現する技術にこと欠いて引き起こした痛ましい事件である。勝ち組の視線だけで明るい日本の将来を語っても無意味である。麻生新総裁は「選挙に勝ってこそ天命を果たしたと言えるのだ」と言ったが、そんなちっぽけなことが天命であるものか。もっと大きな気宇を持ってもらいたい。