あいつぐ通り魔事件

月 旧暦6月26日 先勝 己巳 七赤金星 Botvid Seved V31 21719日目

この頃、通り魔事件が多い。事件にも流行があるのか、ひとつの事件が報道されるとそれに触発されて、それに応じるかのように似たような事件が次々におきる。そんな事件が自分の身近にふりかかることもあるまいとは思うけれども、この都会の雑踏の中、どこにどんな狂気が潜んでいるか分かったものではない。用心に越したことは無いが、用心するといっても、後からいきなりぶすりとやられたのでは用心のしようもあるまい。そんなことを思って人ごみの中を歩くと、人々の視線がよそよそしく感じられる。あるいはちょっとしたことですぐに腹をたてるような雰囲気を持った人が多いような気がする。皆急いでいる。会釈して通り過ぎるような雰囲気の人はいない。そして自分が取り残されたような気分になる。礼節を知った古き良き日本はどこへ行ったのだろう。