郵便発祥の地

日 旧暦6月18日 大安 辛酉 六白金星 Margareta Greta 9e. tref. V29 21712日目

4日前のブログに郵便ポストのことを書いたが今日はそれにやや関連したことを書く。郵便局は日本では昨年10月から民営化されているが、スウェーデンではもっと以前から民営化されていて、各地域のスーパーマーケットが郵便業務を受け付けている。今日、ちょっと用事があって日本橋郵便局へ行ったら、入口の壁に「郵便発祥の地」と案内板があった。明治4年3月1日(1871年4月20日)に新郵便制度が発足し、この地に郵便役所が置かれたと書かれている。当時はまだ旧暦を使っていた。その翌々年が閏月のある年で1年に13ヶ月ある。閏月が来るたびに給料を1回分多く出さねばならず、新明治政府は会計年度の予算が立てにくかったに違いない。それでこの時を機に新暦に移行したということを何かの本で読んだことがある。近くに日本橋川が流れている。当時、小網町と茅場町の間は渡し舟を利用するしかなく、江戸時代に通されていた渡しの風景は「江戸名所図会」に描かれているが、明治5年(1872年)に鎧橋がかけられたと、案内板があった。平将門が兜と鎧を収めたところという言い伝えもあるらしい。そのことによるものか、鎧橋とか兜町とか、この辺の地名に鎧や兜が出てくる。ブラッと町を歩くと、車で通り過ぎては見えないものが見えてくる。