緊急地震速報

火 旧暦6月13日 赤口 丙辰 ニ黒土星 Ragnhild Ragnvald V29 21707日目

地震予報の難しさは、一言で言えば、外れた場合の影響の大きさにある。これがただの天気予報であるなら、多くの人たちにとっては、外れても影響が小さい。晴れの予報であったのに雨が降ったとて、普通の人には目くじら立てて怒ることもあるまいと思う。笑って許せる間違いである。でもこれが地震予報となると、影響力が大きい。起こりうる地震の規模の大きさを過大予想して警報を出してしまうという事件が昨日あった。予報はなるべく正確に出して欲しいと僕も思う。それでも、と僕は思うのである。誤ったのは緊急地震予報である。わずか1分程度先の予報であるなら、もともと十分な準備をする暇も無い。緊急に机の下に隠れるくらいしか対応策は無いのである。そうであるなら、仮に誤報であったとしても、たまにはそれくらいの緊急対策の練習をしても良いのではないかと、僕は思う。誤った予報には二つの種類がある。何事も起きないであろうと予想していたのに、大地震が起きてしまった、という過誤と、大地震が起きるであろうと予想したのに、何も起きなかったという過誤の二種類である。前者の過誤は重大であるが、後者の過誤は小さいと思う。これから先は、誤報でも良いから、揺れるかもしれないぞという警報を発令して欲しいと僕は思う。テレビのニュースを見ていたら、予報の間違いを追及するような雰囲気があったが、少し違うのではないかと思ってブログに書いてみた。