子供の情景

日 旧暦5月19日 大安 癸巳 七赤金星 Paulina Paula Den helige Johannes Döparens dag V25 21682日目

娘がまだ小学生であったころは、家の空気は何となく子供を中心として動いていた。しかし子供の世話はずっと同居人まかせであったから、父である僕としては、子を持つ親の気持ちが薄い方であった。薄情な親と言っても良い。娘が知らないうちに成人し、親元を離れて、いつの間にか同居人とふたりだけの暮らしになると、僕にはますます子供の情景が遠くなった。いや、遠くなっていることに気づくことさえなかった。今日、ケンちゃんと一緒にしばらく過ごしてみてそのことに気づいた。年齢の離れた人とも話が出来るかどうかがその人の文明度を示すものである。そんなことに気づいて、今日は良い休日を過ごすことが出来た。