夏至前夜祭

金 旧暦5月17日 先負 辛卯 九紫火星 Linda Midsommarafton V25 21680日目

ついに夏至祭が来た。今日は前夜祭。アフトンという言葉を一応前夜祭と書いておく。アフトンは英語で言えばイーブニングである。クリスマスの前夜はクリスマスイブ、新年の前夜は大晦日である。こちらのことばでは大きな祝日の前日はすべてアフトンをつける。今日はミッドソンマーアフトン。あちこちにマイストングが立てられる。一本の柱に草花を飾って立てて、年の最高の光を祝うのである。マイストングは北欧の夏のシンボルである。そのまま訳すと5月の柱ということになって、6月の夏至祭なのに何故マイであるのか、わからない。、しかし、言葉の響きとしては良く雰囲気に合っている。マイストングが立つと、その周りに人の輪が出来る。音楽にあわせて踊ったり、歌ったり、民族衣装の人あり、楽器を奏でる人あり、1年のうちでも一番開放的な行事の日となる。僕も町の広場に行ってみた。年々歳々繰り返されるこの行事を、今年も健康のうちに見ることが出来た。悲しいわけでもないのに、ひとりいると、こういう明るい風景が、かえってどこか憂いを誘うように感じられることもある。