里親制度

月 旧暦5月6日 仏滅 庚辰 ニ黒土星 Börje Birger Ålands självstyrelsedag V24 21669日目

NHK朝のドラマ「瞳」では西田敏行扮する勝太郎が里親になって、3人の里子を育てるという風に状況設定されている。里親、里子の制度は、日本ではそれほど見かけないが、スウェーデンではかなり一般的である。それもよその国の子をもらってきて育てることがよくある。血のつながっていない子に、一視同仁の慈しみをもって育てるということは、日本人の感覚ではなかなか難しいと思う。しかし、自然界では、雛鳥がよその鳥の巣に入って一緒に育ててもらう、ということはよくあるらしい。テレビドラマなどを見ていると、出自の秘密がモチーフになったドラマである場合がある。けれども、育ててもらった親が本当の親でなかったと知った時、子供はそんなにショックを感じるものかなと、僕は昔からそのことがひそかな疑問であった。事実はどうであれ、現状のままあまえてしまえば良いではないかと思うのである。同居人に意見を求めると、「あなたはいじめられて育ったことが無いから、そんなにのんきでいられるのよ」とたしなめられた。