火 旧暦5月7日 大安 辛巳 一白水星 Svante Boris V24 21670日目
人間のカラダは変化を嫌う。体温は一定であろうとするし、体重も一定であろうとする。少し食べずにいると、その分体重が減るかといえばそうでもなくて、体の方は食事が減った分、それでもなお体重を維持しようと別な面で色々努力している。その制御機構の目標値は絶対的な数値が与えられるのでは無く、昨日までの値と同じでいたいという制御をするだけである。血糖値においても同じことが言えるのかもしれない。単純な僕は、血糖値が高いということは、僕のように先天的原因が無い場合は、要するに贅沢なものの食べすぎではないかと考えて、質素な食事を続ければなおるであろうとまずは思った。そうして、かなり空腹を我慢するような暮らしをしばらく続けたが、朝起きてすぐの血糖値は一向に下がらなかった。ある程度血糖値が下がるとそれ以上下がらないように、なんらかの補正機構が働いてしまうようなのである。もともと高い値であるので、せっかく低くなろうとしているのに、昨日と同じ値にしたいという仕掛けが働いてしまうようである。それでばかばかしくなって、食事の量を少し増やして元のように戻した。ただし、満腹にはならないように気をつけて。こういう体験を経て、結局食事はしっかり取った方が良いという至極当たり前の結論にたどりついた。そうこうしているうちに、日本滞在中に新聞に血糖値の高い人のためのサプリメントの広告が出ていたので、だまされたと思って購入して試してみたら、案外これが効くようなのである。もう1ヶ月以上服用を続けているが、最近は朝の空腹時の値が 7.0mmol/L を超えた日が無い。ありがたいことであると思っている。後は食後のピークがどの辺に現れて、どれくらい長く高い値が続くかが気になるところである。この調子で行けば数ヵ月後には HbA1c もかなり改善されるかもしれない。
