裁判員制度

日 旧暦3月8日 仏滅 癸未 五黄土星 上弦03:32JST Artur Douglas 4 i påsktiden V15 21613日目

日本では、あと一年ほどで、裁判員制度が始まるということである。裁判員は、殺人、強盗、致死傷外などの刑事事件の裁判に参加して、その刑をどうするかを専門の裁判官と一緒に決めるらしい。いわば、裁判官の本来の仕事に一般市民が参加するわけであるが、それが良いことかどうか、僕には分からない。昔は凶悪犯罪はそれほど日常茶飯事ではなかったが、犯罪が日常化したことへのひとつのリアクションだろうか。難しい法律の知識が無くても、胸に手を当ててみて、悪いものは悪い、というレベルの判断が求められているといっても良いのかもしれない。今の時代には、犯罪の陰にほろりと泣かせる様な動機が隠れていることは殆ど無いのであろうと思う。それにしても、時間もあって、正義感の強い人が裁判員になるのであろうか。量刑を決める責任の重さを引き受けるのも容易ではないと思う。