半日人間ドック

月 旧暦3月9日 大安 甲申 六白金星 Tiburtius V16 21614日目

都心部にある診療所で「半日人間ドック」というのを受けてみた。スウェーデンに暮らすと、定期的な健康診断はあるが、その中に高価なレントゲン撮影は含まれていない。スウェーデンに住んで20年以上立つが、胸のレントゲン撮影をしたことも無ければ、あの白いバリウムを飲んで胃透視レントゲンを受けたことも、一度として無い。およそレントゲンの電磁波が身体を貫通することなど全くなかったと言って良い。疑わしい自覚が現れるまでそのような検査を受けることができないので、スウェーデンの予防医療のレベルは遅れているのではないかとも思う。それで、日本に来たついでに、今日は検査を受けてみた。本当に久しぶりに、白いバリウムを飲むことになった。その直前には、レントゲン撮影がより精確に映る様にと、肩に注射をされることにも驚いた。採血も何本もの試験管に分けて、結構の量が採られる。採られた後に数分してから、不覚にも、貧血でめまいをおこしてしまった。血糖値を下げる為に、普段から食べる量を最低限に抑えるようにしていることが、あるいはその一因であったかもしれない。ソファに座りこんだままほんの短い間に知らず睡眠をもよおして、看護師さんに声をかけられて目覚めた時、自分がどこにいるか、一瞬分からなかった。額の冷や汗を拭いてしばらく待って次の検査を受ける。そのような思いをして、検査はようやく終わった。肺もきれいな写真であったのでひとまず安心。ヤレヤレ。