東山魁夷展

土 旧暦3月7日 先負 壬午 四緑木星 Liv V15 21612日目

春に誘われるように町に出た。東京国立近代美術館東山魁夷展をやっているので、見に行くことにした。どうかすると汗ばむような陽気の中を会場まで歩いてみた。皇居外苑にさしかかった時、花と新緑のあまりの見事さに驚いた。何も先を急ぐこともあるまい、とゆっくりした。一人の時、約束が無ければ、このように贅沢な時間の使い方が出来るのはありがたい。東御苑も通った。大手門から入り、平河門に抜ける。その途中には、庭園や雑木林がある。都道府県の木が植えてある一画もあった。必ずしも地理的な配列になっていなくて、木の大きさによる配列が考慮されている。例えば松が並んでいるところは、りゅうきゅうまつ(沖縄県)、くろまつ(島根県)、まつ(福井県)、あかまつ(山口県)という具合に並んでいた。平河門を出るとすぐ左手が東京国立近代美術館である。会場は割と込み合っていたが、絵の前に立ち止まる空間はあったので良かった。唐招提寺御影堂壁画も展示されていて感激であった。真新しい畳も敷かれていて、襖が一面に並んでいるのである。良い休日を過ごした。なお、今日の写真をこれからの何日かに使うことにする。