家庭の電気

火 旧暦2月11日 赤口 丁巳 六白金星 Edvard, Edmund V12 21588日目 -0.5℃

朝出かける前に台所のヒューズがとんだ。それでヒューズエレメントを新しくした。スウェーデンに来た時、オヤと思ったことのひとつがヒューズによる屋内配線の保護である。日本の一般家屋では随分昔から遮断器に置き換えられていて、たくさんの電流が流れるとひとりでに遮断器が切れるように出来ている。そうなったら遮断器を手で入れ直せば良い。こちらでは、いまでもヒューズが使われているので、オヤと思ったのである。そういえば、日本では配電会社と何アンペアで契約するかで電気料の基本料金が決まる。こちらではそのような料金体系の区別が無いことがその理由であるかもしれない。僕らが小さかった頃のヒューズは四角い碍子の箱に蓋がついていて、その蓋を引っ張るとナイフスイッチが切れて、その蓋の裏側にヒューズが入っているという構造のものであった。こちらでは丸い栓を廻して中のエレメントを交換するように出来ている。ヒューズがとんでいるかどうかの表示もある。以前の電気料の支払いは過去の同じ月の使用量から推定した電気量に相当する分を払っておいて、後で実測の値による清算をするという方式であったが、最近は使用した電気量を機械が自動的に読み取って、遅れを伴わずに電気料が請求されるようになった。