クリスマスイブ

月 旧暦11月15日 先勝 壬辰 ニ黒土星 満月10:16JST Eva Julafton V52 21503日目 1.6℃

クリスマスイブは、家族、親戚で祝うのがこの国の習慣である。ホテルなどにはあまり宿泊客も無いのではないかと思う。それでも最近は商業主義が随分浸透してきて、町ではクリスマスセールがにぎやかである。クリスマスとお正月の間をメランダーガナ(間の日々)と呼んで、お店によってはセールの売り残り商品を安く売ることがある。我が家では娘はもう独立して家に帰っても来ないので、同居人と二人だけでのんびりしようと思っていた。ところが、例のご夫妻が、ご家族が集まるのは明日であって、それで今夜は静かだから夕食を一緒にしようと誘ってくださった。月の明らかな、けれども雪なき道を同居人と車で出かけた。ご夫妻はクリスマスの家庭料理を準備して待っていてくださった。クリスマスにあわせて自らお料理を準備するという営みの中に、改めて文化を感じた。忙しさに振り回されて、何でも省略してしまう僕達であるが、それは時の流れへの敬意を欠くことである。僕にとっては、文化とは時の流れに対する敬意をさすと定義しても良いくらいである。お料理の一品一品をいただく中に、この時の過ごし方の豊かさを自分に問わないではいられなかった。ありがとうございます。今年も豊かにクリスマスを過ごすことが出来ました。