待降節の灯り

金 旧暦10月21日 赤口 戊辰 五黄土星 Andreas, Anders V48 21479日目 1.8℃

職場の窓にアドベントユーススタルケを飾った。待降節の灯り。会社の物置にまとめて置かれているのをこの時期に出してきて、めいめいが1本ずつ取ってそれぞれの窓際に飾る。外から見ると、オフィスの窓に灯りが一列に並んできれいである。昼が短いので昼も夜もつけたままにして12月を演出する。スウェーデン人は季節の移り変わりや節目に行う行事を今でも大事にしている。日本でも昔は四季折々に行事があって、ちょっと改まった気持ちでそれぞれの行事を行っていたように思う。子供にとっては楽しみでもあった。大人にはうたごころの源泉でもあった。今ではみんなが忙しくなって、娯楽も多様化して、時が過ぎて行く事にあまり敬意を払わなくなった。その分だけ自然の進行と自分との関係が希薄になった。子供たちはそのような希薄な関係が当たり前であると思って育つから、体験を共有することとか文化的背景が身につきにくくなっているのではないか。そういう雰囲気を知ることの方が塾通いなどよりよほど重要であると僕には思われるのであるが。こんなこともスウェーデンに来てから気がついた。