水 旧暦8月23日 赤口 庚午 九紫火星 下弦 Evald, Osvald V40 21421日目 8.7℃
夜中に目が覚めた時にちびりとやるお酒が切れたので、お昼休みに買いに行った。何でもすぐに忘れるくせにこういうことを忘れないということは、私も酒好きであるということだろうか。まだ日本で仕事をしていた頃5年間にわたって酒を全く飲まなかった時期がある。少しだけ飲むことを許すと、どこからどこまでが少しであるか分からなくなるのでその期間は完全に飲まなかった。もともとお酒に弱いのでそれは苦痛ではなかった。忘年会でもカラオケでもお客の接待でもウーロン茶だけで通した懐かしい思い出がある。その頃、自分はこの世に生を受けて本当に何がやりたいのであろうか、と青臭いことを考えていた。しかし何も思いつかないから、何か自分のやりたいことを少し我慢してみて、我慢し切れればそれは本当にやりたかったことではない、という消去法的な方法で自分のやりたいことをさがした思い出がある。しかし、そういうことに簡単な解決方法はない。いつまでも酒を断っていてもつまらない気がして、スウェーデンに来てからはちびりと飲むようになった。スウェーデンでは酒は専売であり、システムボラーゲットというお店だけで買うことが出来る。僕らの町には１軒しかない。ほんの何年か前までは土曜日日曜日は閉まっていたが、このごろは町によっては週末も開いているらしい。日本酒も売っている。アメリカ産の月桂冠。冷たいまま飲むことにしている。
