週4日制の小学校

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新聞を見ていたら、10人くらいの子供たちがはしゃいでいる写真があった。その前方には担任の女先生もにこやかに写っている。北の町ソルレフテオ近くの町の小学校であるらしい。何だろうと思って記事に目を移すと、なんとこのコミューンでは予算が足りない為に、金曜日を授業の無い日にしたということである。つまり、週4日制の授業。これが日本だったら大問題になるのではないだろうか。日本では過疎村の教育事情はどうなっているのであろうか。ここスウェーデンでももちろんこれは大問題になった。そうであるからこそ新聞にも大きく取り上げられるのである。が、どこか雰囲気が違う。おおらかである。過疎であることの悲痛な感情はまるでない。スウェーデン人は一般に几帳面で時間を良く守る国民性を持っているが、同時にこのようなおおらかさも持っている。昔スウェーデンの小学校は一律に国の管轄下におかれていたが、それが20年ほど前であろうか、各地域のコミューンの管轄に変わった。最近はまた昔のように国の管轄の下に置いた方が良いのではないかという議論もあるようである。

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