同時多発テロから6年

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アメリカの同時多発テロ事件から6年が過ぎた。あれから世界はどう変わったのであろうか。アメリカは1960年代から1970年代の前半にかけてベトナムで戦争をした。そうして、その大規模な軍事介入が結局無力であることを知った。それにもかかわらず、アメリカはどうして同じようなことをくり返すのであろうか。貿易センタービルが破壊された後、アメリカの世論は沸騰し、ここまでやられたからには戦争しても構わない、という意見が高まった。そこには数十年前、大東亜戦争に突入していく時の日本人の思考過程と類似したものがあった。平和のために戦争に反対しようものなら、この腰抜けが、と袋叩きに会いそうな雰囲気であった。そのような雰囲気の中で始められた意志の行く末に待つものがどんなものであるか、分かるような気がする。相手の姿の見えないテロとの戦いは泥沼である。日本は敗戦国として、原爆を受けた国として、世界に主張できることはもっと他にあるのではないか、という気がする。

グラウンド ゼロに燈籠 灯るらむ