朝のバス

水 旧暦7月10日 仏滅 戊子 六白金星 Henrietta, Henrika 21379日目

朝起きると雨が降っていた。時々稲光と雷鳴。雷がなると電子計算機が壊れないか心配になる。バスで会社に出た。今日乗ったバスは新しかった。座席にシートベルトがついていた。日本では高速バスにはシートベルトがついているが市内路線バスには付いていない。僕はバスも電車も新幹線もみなシートベルトをつけるべきではないかと思う。新しいバスは乗客が乗り降りする時に床面が少し傾いて、昇降口は床が低くなって路面から乗り降りしやすいように出来ている。ドアが閉まると床は水平に戻る。ちょっとした工夫がしてあるなと思った。運転手にもよるのであるが、乗客が乗って来ると運転手は一人一人に「ヘイ」と挨拶をする。僕も「ヘイ」と挨拶を返す。挨拶を交わしながらバスのカードを機械に差し込むのである。運転手は外国人である場合も多くなった。現代のようにちょっとしたことですぐにカーッとなってナイフで切りつける人間が増えている時代には、挨拶を交わすことで自分はそのような人間ではありませんと宣言することにもなり、お互いの安全保障にもなるのでないだろうか。

音もなく 雲間に走る いなびかり