謹賀新年

2023-01-01 (日)(令和5年癸卯)<旧暦 12 月 10 日>(先負 己未 五黄土星) Nyårsdagen 第 52 週 第 26990 日

 

明けましておめでたうございます

 

僕らが小学生であった頃は、元日は登校日であった。冬休みで授業はないのだが、新年を迎へたことをみんなでお祝ひするために学校へ行き、火の気もない寒い講堂で校長先生のお話などを聞くのである。君が代や校歌、年のはじめのためしとて、なども斉唱した。今だって歌へます。午前中には式がすんで、後は帰れば良いのである。帰る時には紅白のおまんじゅうをいただいて帰った。つぶあんでなくてこしあんであった。講堂の壁には紅白の幕が張られてあった。無論、昨夜の紅白歌合戦とは関係がないのだが、おめでたい式がある日には紅白の幕が張られたものだった。家に帰るとお年玉をもらったりしたが、正月の三ヶ日は開いてゐるお店などないので、何を買ふこともできなかった。今の子どもたちのお正月とは随分違ふと思ふが、あの時代はあの時代で良かったなと、思ひ出しながら思ふ。

明けましておめでたうございます