やっと元気に

火 旧暦 10 月 25 日 仏滅 癸酉 一白水星 Alexander Alexis V50 25144 日目

やっと元気になった。数日の間、飲み物以外何も食べなかったから、朝の体重がぐんと減ってゐた。薬も休んだので血糖値も上がってゐた。病気の間は休んだが、体重計のデータは、毎日きちんと記録すると、シンプルなスカラー量でありながら、運動や睡眠や食事や排泄やその他健康状態を驚くほど正確に総合的に評価するものだ。その情報量は侮れない。毎日自分の生活状態と照らし合はせながらデータをとることで、次第にそれが分かって来る気がする。それにしても昨日までの数日の病気は一体何であったのだらう。それは欲張りな自分に気づく様に神様が仕向けられたのかもしれないと思ふ。会社勤めはもうしないものの、毎日の日課は自分で言ふと変だが盛りだくさんである。お掃除も水泳もブログも日記や出納簿をつけることも本や新聞を読むこともピアノのおけいこも、どれを取ってもお金にはならないことばかりだから欲張りといふ言葉は当たらないかもしれないが、人間としてはそれらをした方が豊かになる気がする。が、日課として全て取り組むと相当な忙しさになる。それでも元気でやってる間はさほどのことにも感じないのだが、病気で寝込むと、あの日課は存外詰め込んでるかなと思ひ当たるのである。「あなたの基礎体力では、それは望みすぎですよ」と神様は教へてくれたのだと思ふ。もう少しのんびりしないといけない。そして限られた時間に弱い人間がやるべき本当に大事なことは何かを考へないといけない。窓に目をやれば、白い雪がちらほらと静かに落ちて行った。