東京といふ街

月 旧暦 6月9日 友引 己未 八白土星 上弦 Helena Elin V31 25010 日目

東京駅、渋谷駅、新宿駅豊洲界隈、、、最近は写真で見るだけだが、どこを見ても高層ビルがニョキニョキと空に向かって伸びていく。それはこれからオリンピックに向けてもさらに続くらしい。「ほんまにこれでえんかいな」といふ気がする。もちろんそれぞれのビルには耐震技術や最新技術が満載されてゐるのだらうが、上空からのこのビルの群れの写真を眺めた時、「美しい町」といふ感じは僕にはしない。皇居や新宿御苑、代々木公園などがビルの谷間の底に沈む様な感じがある。今朝の日経の春秋欄にも出てゐたが、日本橋の上にかかってゐた高速道路が地下に潜る工事が計画されてゐるらしい。そのこと自体は良いことと思ふが、大きな予算を使って工事を済ませたら、今度は日本橋は高層ビルの群れのはざまに見下ろされるのではないかと思ふ。広い空、よく晴れた冬の日には富士が見える。そんな景色こそ日本橋には似つかはしいと思ふのだが、、。こんなにビルが密集する一方で、首都圏にも空き家が増える傾向があるらしい。新しいビルはグラッと揺れても倒れはしないだらうが、一斉にエレベーターが使へなくなることはあるかもしれない。恐ろしいほどの一極集中、東日本大震災からまだ6年、首都の防災対策は本当に大丈夫なのかと気にかかる。