ベートベンの夕べ

月 旧暦 5月11日 先負 癸亥 九紫火星 芒種 Bo Annandag Pingst V23 24954 日目

夕方同居人と Norrköping へ行って Immanuelskyrkan で Mats Jansson のピアノコンサートを聞いた。 Beethoven の夕べであった。最初に予定されてゐた日が事情で延期になって開かれたことも影響したかしれないが、割と少人数で素晴らしい演奏を堪能できた。会場には少し早めに着いたので少し周りを散歩したが、まだ陽の高い夏の夕暮れに、新緑が光を浴びて輝いてゐた。そんな環境の中で、申し訳ないほど贅沢な時間を過ごすことができた。日本の様に人口の多い国ならば、ホールに人が溢れかえる状況でしか聞けないであらうありがたい演奏を、身近にこんなに少人数でゆっくりと拝聴できるのは、この国に住む者の特権かもしれない。その分、主催者側は大変でおありではないかと想像するのだが、それでも、曲ごとに解説までつけてやってのけてしまふエネルギーが素晴らしいと思ふ。今日のプログラムから以下に転載する(WoO とは Werke ohne Opuszahi のことで作品番号 (opus) にない曲のことらしい)。

Ludvig van Beethoven 1770 - 1827

32 variationer över ett eget tema WoO 80

Andante Favori WoO 57

Sonata quasi una Fantasie i ciss-moll op.27 nr.2 ”Månskenssonaten”

Grande Sonate i C-dur op.53 ”Waldstein”